最高な一日
「今日は最高な一日だったなー」
最近、4歳の息子がよく一日の終わりにこう言います。
「今日は最高な一日だったなー」とか、「今日は最高じゃなかったなー」と。
その言葉を聞くたびに、思わず笑ってしまいます。
一日の出来事を自分なりに振り返って、
“いい日”だったのか、“そうじゃなかったのか”を素直に口にしているんです。
息子にとって「最高な一日」とは、遊園地に行ったり、
ママとパパがずっと一緒にいる日。
そして「最高じゃない日」というのは、
ママやパパとたくさん喧嘩をしてしまった日です。
そんな彼は今、バレエを続けています。
ただ、見ていると――
本当に好きなのか、そうでもないのか、まだよくわかりません。
レッスン前は気が進まなそうでも、
終わったあとは少し誇らしげな顔をしていることもあります。
きっと、まだ“好き”と“がんばった”の区別が曖昧なんだと思います。
でも、いつかバレエを頑張った日を、
「今日は最高な一日だったなー」と言ってくれるようになったら、
それはきっと、努力の中に楽しさを見つけた証拠。
そして、親としては何より嬉しい瞬間だと思います。
今日もまた、
「最高だったなー」と言って眠りにつく息子の寝顔を見ながら、
そんな日が少しずつ増えていくといいなと思っています。


